大学卒業生代表 答辞-④
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大学卒業生代表 答辞-④
卒業生はご起立ください。
本日は、私たち卒業生のために、
このような盛大な卒業式を執り行って頂きまして
誠にありがとうございます。
ご臨席を賜りましたご来賓の皆様、
ご多忙にもかかわらず
ご出席くださった皆様に、
卒業生一同こころよりお礼申し上げます。
また、先ほどは大変心温まる
祝辞をいただきありがとうございました。
今から四年前、
医学科生にとっては6年前になりますが、
新たに始まる生活にかすかな不安を持ちつつも、
新しい生活への大きな期待を胸に入学式を迎え、
○○市立大学の門をくぐったことが
昨日のことのように思い出されます。
私にとって四年間という時間はあっという間でしたが、
多くのことを学び経験し様々な人との出会いがあり、
実に濃密な時間を過ごすことができました。
関心のある分野を広く学ぶことのできた
学内での講義だけではなく、
イギリスでの語学留学や
メキシコフィールドワーク、
アメリカでのインターンシップなど、
学外での活動においても、
これからの人生において価値のある
経験をすることができました。
大学生活において私が真っ先に思い出すことは、
2年次から配属されたゼミでの学びです。
私は1年時に受講した講義から
社会学に興味を持ち、
多文化社会ゼミへと進みみました。
国内外でのフィールドワークや、
多様なバックグラウンドを持つ
人々へのインタビューなど、
ゼミの仲間たちと
切磋琢磨しながらの活動的な学びは、
自分にとって本当に価値のある
経験であったと思っています。
学生が主体となって企画したゼミ合宿では、
大阪、島根、広島、
そして韓国との国境の島である
対馬でのフィールドワークを行いました。
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国内の様々な場所の過去や現在と向き合い、
それぞれの場所で生きている方々と
交流を持ったことは、
素晴らしい経験となりました。
概念を学び現場に足を運んで確かめる。
現場で気づいたことを概念に照らし合わせる。
概念と現場行ったり来たりしながら学びを深めていく。
学問を学びながら現代社会で起こっていること。
共に社会に生きている人とと向き合う、
これからの生き方について考える。
それが私にとっての社会学の面白さでありました。
4年間の集大成である卒業論文では、
エスノグラフィーという手法を用いた
フィールドワークや、インタビューを行うことで、
他者の視点に立って物事を捉えることと同時に、
自分自身と向き合うことができたと思っています。
社会学という学問と出会ったこと。
○○ゼミで個性と意欲に溢れた仲間達と学んだこと。
それが私の四年間の学生生活を
大学生活もついに終わりを迎え、私たちはこれから
様々な想いを胸に新しい道を歩んでいくことになります。
その中ではこれまで経験したこともないような、
厳しい現実を前に立ちすくむこともあるかもしれません。
その時私は、この社会の一員として自覚と責任のある
行動をとることが求められます。
○○市立大学での学生生活を通じて培ったものは、
きっとその時役に立つと、私は信じて疑いません。
○○市立大学の一層の発展と、
今日まで私たちを温かく見守り、
支えてくださった皆様へのご健勝をお祈りし、
卒業生一同からの感謝を込めまして
答辞の言葉とさせていただきます。
平成○○年3月24日 卒業生代表 ○○ ○○
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https://www.youtube.com/watch?v=pIR-_61W3yI
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