青春時代の想い出「詩集」より (Part-①)
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. 青春時代の想い出「詩集」より (Part-①)
若い頃に入院した時の、
目に写る ふるさと に想いを寄せた
筆者の素直な心等の「詩集」を投稿します。
また、スナックのママさんの「詩」や、
当時の高校生、少年・青年・若人などの、
「詩」なども投稿したいと思います。
※ ちなみに、詩は勉強をした事は
有りませんので申し添えます。
. (№-1) 青春時代の思い出の「詩集」より .
しばらくに、
見る山川も静かなる
素直になるる 我が身ごころよ!!
※就職して11年間ふるさとを離れて居た時、
突然入院する事になり、故郷の病院に
入院をした時に、故郷の風景を見ながら、
自分の小さい時からの想でだが、走馬灯の
様に思いだして記したものです。
. (№-2) 青春時代の思い出の「詩集」より .
我が脈に
触れる天使の 瞳みる
病めるこの身を 忘れしときよ !!
※磐井病院213号室にて
★これは、入院して手術後2日目の朝に、
20代の看護婦さんが検査に来た際、
筆者の体調を聞いたり
脈拍を図ったりしている時でした。
一瞬、看護婦さんの目を見た際に、
看護婦さんの瞳が、あまりにも
透き通るように輝いて見えて、
ピピット感じて痛みを忘れていたのです。
何でだろう? 自分も若かったし・・・
思い出しちゃって、もうこれ以上書けない!!
(№-3) 青春時代の思い出の「詩集」より
窓越しに
夕焼けみつつ 想い出す
まだまだ優る 過ぎし日の恋 !!
※磐井病院213号室にて
★これは、入院した部屋から見える、
真っ赤に映える夕焼けを見ながら、
自分の情熱はそんなもんじゃないと、
強がっている心境ですね。
(№-4) 青春時代の思い出の「詩集」より
床に知る
白壁あかく 筆みだれ
いにしえ多く 病める人影 !!
※磐井病院213号室にて
★これは、入院して毎日本などを読みながら
ベッドに寝ていた時、よく見るとベッドの
周辺に、ペンで書いたり、血を拭いたらしい
形跡が気になり、その時の思いを書いたものです。
(№-5) 青春時代の思い出の「詩集」より
雪ふりに
身内の見舞いに ほほえんで
金より なさけと うるむ老人 !!
※磐井病院213号室にて
★これは、同室の老人に、
親戚らしい方が お見舞いに来た際に、
その老人は、金なんかいらない、
何も買いたいものもないし、
顔を見せてくれただけで嬉しいと
喜んでいたのでしたが、その時に
眼がしらに涙を浮かべていた様子を
書いたものです。
(№-6) 青春時代の思い出の「詩集」より
くにさわぐ
世がみだれ果て つづく日も
苦しきやまい なおる なおらん !!
※磐井病院213号室にて
★総理大臣の金権政治で、連日ラジオや
テレビで国会の攻防が連日報じらる中、
自分の病も、国内の騒ぎもどうなるのか
分からないが、自分の治る病も、
直らなくなるようで、騒ぎが早く収まって
欲しい」と云う気持ちを読んだ様に思います。
(№-7) 青春時代の思い出の「詩集」より
この想い
届いておくれ 三部屋越し
おもかげまさる やさしき天使に !!
※磐井病院213号室にて
★入院して約1週間過ぎて、
瞳の綺麗な看護婦さんが
検診で見えなかったときに、
ナースステーションが
自室から4部屋離れたところでしたので、
自分の理想以上の看護婦さんに、
恋心を読んだのですね!
(№-8) 青春時代の思い出の「詩集」より
みききする
喜怒哀楽の なみあると
ともに ささえし 浮世にまでも !!
※磐井病院213号室にて
★看護婦さんに恋心抱いてを読んだものですね!
もし、一緒になれたなら、
人生はいろいろあると云うが
お互いに人格を尊重し合い、
苦しい時も助け合いながら、
あなたを死ぬまで支えながら愛し続けます。
と云う、純真な気持ちを読んだものですね!
(№-9) 青春時代の思い出の「詩集」より
ちぎり日に
ふれるか弱き 指先よ
苦労させまい 世のさだめまで !!
※磐井病院213号室にて
★結婚を約束してエンゲージリングをはめる時、
結婚相手の薬指に触れた時の、か細い指先を感じて
“自分の命の限り絶対に苦労させない” と誓う姿を
想像した時の純真な気持ちを読んだんですね!
それほど、看護婦さんに思いを寄せていた様です。
(№-10) 青春時代の思い出の「詩集」より
うめき声
不治の病と 他人(ひと)の言う
いつまでつづく 今日・明日の日が !!
※磐井病院213号室にて
★ 隣室の患者が苦しそうに時々声を出しているのが
聞こえてきた時に、同室の患者さんの方が
「角度丙らしいよ」と云うので、私は「角度丙って
何ですか」の問いに、「おしまいに近づいている」
との説明を聞いたときに読んだものですね!
※「角度丙」とは、昔、成績の良い方から「甲・乙・丙‣丁」との見方を
していた時代の、判断の仕方らしく、容体が悪い方の状態を表す。
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(№-11) 青春時代の思い出の「詩集」より
神々よ
救いの神が いるならば
この世の苦楽 せめても一度 !!
※磐井病院213号室にて
★ 不治の病の患者のうめき声を聞いていて、
日ごとに苦しい状況のように感じた時に
余りにも気の毒に感じた時に読んだようです。
(№-12) 青春時代の思い出の「詩集」より
我が身だけ
神あらざらんと 二七まで
手術にかかり 女神知りぬる !!
※磐井病院213号室にて
★ 自分には神様などとは縁がないと27歳まで
思って来たが、手術をして初めて自分にも
神様がいて救われた事を書いたものです。
(№-13) 青春時代の思い出の「詩集」より
この城に
永久に住みたし 病なし
せめて世の友 白百合一輪 !!
※磐井病院213号室にて
★ 手術後の状態も良くなり、退院日の話合い後に、
一途な心を抱いていた看護婦さんとも会えなくなる
想いが切なくなり、一生涯の友に成って欲しいと
胸の内を読んだものですね! 確か・・・!?
(№-14) 青春時代の思い出の「詩集」より
おもくなり
クスリと手当て 効き目なく
この世のあかり 数える日もなく!!
※磐井病院213号室にて
★時々うめき声をあげていた不治の病の患者さんは、
もう何日も持たなくなり「今日か明日か」との噂を
聞こえてきた時に綴ったのですね。
(№-15)青春時代の思い出の「詩集」より
くもる日に
今朝も移るか 一人部屋
やまいに疲れ 命つきるとは!!
※磐井病院213号室にて
★ 好天が続いていたのですが、その日は雨模様の
午前中に一人部屋に移されたとの噂が聞こえて
来た時の情況を読んだものです。
※一人部屋に移されると云う事は、短い余命を
意味している事が多いと思います。
義兄が個室に移って約1週間でこの世を去った
経験があったので、思い出して記したものです。
(№-16) 青春時代の思い出の「詩集」より
明くる日は
個室に移ると 医師の言う
病む身は死臭 イヤといい張る!!
※磐井病院213号室にて
★ 入院して治療を受けて来た患者の状態が
一層悪化の方向になったのでしょう!
担当医は、これから個室に移って
治療しましょうと伝えたら、患者が先生に対し、
個室は死人の臭いがするようで嫌だと
先生に訴えている状況を読んだ詩ですね!!
(№-17) 青春時代の思い出の「詩集」より
闇はしる
唱えしお経 ながながと
今宵そなたは いずこえ ゆかん!!
※磐井病院213号室にて
★ 当時の月日を見ると、個室に移されてから
4日後の夜にお経が聞こえて来たのを
読んだようです。
それも病室にカスかに聞こえてきたのです。
(霊安室からでしょうね!)
(№-18) 青春時代の思い出の「詩集」より
ベッドから
天使の色を ききとりて
近づく音に むねおどらせる !!
※磐井病院213号室にて
★入院中に朝方ベッドに横になっていた時、
朝の巡回検診時間になり、看護婦さん達が
動き始めたのを感じて、その声が段々大きく
なるのを聞いて、思いを寄せている看護婦さんが
回って来て呉れることを、期待していた様子を
読んだものですネ。
(この日は逢いたい看護婦さんは来なかった)
(№-19) 青春時代の思い出の「詩集」より
来るごとに
病む身をみては いたわりて
磐井の天使よ 清く 美しく !!
※一関市磐井病院213号室にて
★毎日の定期検診や、入退院時などにおける
看護婦さんたちの、患者に向けての言葉使いが、
心に響くほど優しい言葉に、患者も涙を流したり
筆者が感動した思いを歌ったものですね!!
(№-20)青春時代の思い出の「詩集」より
たわむれの
恋でやあらん みちのくの
白衣の天使よ なぜに美しく!!
※一関市磐井病院213号室にて
★入院期間が2週間も過ぎて、
思いを寄せている看護婦さんに
会えたり会えなかったりの中、
その美しさに思いを強く抱くように
なった時の気持ちを歌ったようです。
. (№-21) 青春時代の思い出の「詩集」より
世の妻と
もとめて天使に かわされて
直りし病む身 心わずらう ! !
※一関市磐井病院213号室にて
★仕事が忙しそうなので、
思いを寄せている看護婦さんに、
自分の気持ちを書いた手紙を、
退院の日に同室の方から
看護婦さんに渡して頂きましたが、
後日、感謝の気持ちと
彼氏がいることの手紙が届いて、
がっかりした気持ちを
歌った時の詩ですね。
( いわゆる失恋の部類ですね )
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