八甲田山(日本百名山)に登ろう!(Part – 4)
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酸ヶ湯温泉~仙人岱~八甲田大岳・山頂~毛無岱~城ヶ倉温泉
八甲田山(日本百名山)に登ろう! (Part - 4)
八甲田山と聞くと、単独の山のように思いますが、
青森から十和田湖までの
「八甲田・十和田ゴールドライン」を境に、
「北八甲田連邦」と「南八甲田連邦」に
分かれております。
ここでご紹介する「八甲田登山」は、「八甲田・
十和田ゴールドライン」から「北八甲田連邦」の
那須火山群の登山ルートをご案内します。
「北八甲田連邦」は、10
の山々の溶岩円頂丘から
構成されております。
西側の方からご紹介しますと、
前嶽(1,251),田茂萢岳(1,326)、
(八甲田)大岳(1,584)、
小岳(1,478)、
高田大岳(1,552)、
雛岳(1,240)、
硫黄岳(1,360)、石倉岳(1,205)、
一般的に八甲田山と云いますと、前記した10の
・建物は酸ヶ湯温泉、中央の山
は八甲田大岳です。
(酸ヶ湯温泉 ☎017-738-6400)
主な登山コースをご紹介します。
※登山慣れした体力の有る方や、登山が初めての方、
また、お花を探して写真を撮る方や、ゆっくり自然の
景色を楽しみたい方など、色々と個人差はありますが、
()内は自然の景色を楽しみながら歩ける様に、
余裕を持った所要想定時分としました。
酸ヶ湯温泉を中心とした人気のコース
☤・酸ヶ湯温泉 ~ 仙人岱ヒュッテ ~ 八甲田大岳 ・山頂 ~
(8:00) ~ ( 9:40) ~ (10:40) ~(11:00) ~
~ 上毛無岱 ~ 下毛無岱 ~ 城ヶ倉温泉
【距離数・8.6km】
(所要時分 5:45)
※ 酸ヶ湯温泉前の駐車場内
(道路側)にあるトイレ脇の
階段を上ると、国道に沿って
歩道が有ります。
歩道に出たら左方向を見ますと、登山道入り口の
薬師神社の「鳥居」を
くぐり登り始めると、
両側は「マガリタケ」の
竹笹が道に伸び生えており、
ブナ樹林に入って行きます。
登山道は、以前に噴火した時代の石が、
ゴロゴロと剥き出しになっておりますので、
足を滑らせて怪我をしないように、
しばらく歩くと登山道の
脇には、火山ガスの影響を
受けて、立ち枯れている
木立が見える小さな広場が
見えます。
そこは「賽の河原」です。
ある日突然に、火山性のガスが噴出して、
木々を一瞬にして枯らして出来たと云われております。
「地獄沼」があり、約100度
近い熱湯が沸いていると
言われております。
※ 八甲田山は、今も火山活動
をしている証拠と云われて
おります。
登山道も少し狭くなり、展望の出来ない
樹林の中の一本道を進むと、
沢の音が聞こえて来て硫黄の匂いもして来ます。
「地獄湯の沢」と云う所です。
昔は硫黄の採掘をしていた
とも伝えられています。
雨上がりなどは滑りますので、
要注意して登りましょう。
「地獄湯の沢」を登り続けると、
仙人岱湿原の始まりです。
木道を進むと、仙人岱湿原を
アオモリトドマツの樹林が、
湿原を保護するかの様に
囲んでおり、そこには八甲田の
清らかな水がコンコンと湧き出ております。
湿原の南側の小高い丘に「仙人岱フュッテ」が有ります。
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仙人岱フュッテ前を進むと、
八甲田大岳と小岳、高田大岳
の分岐点の道標が有ります。
道標を北へ向かって更に仙人岱湿原の木道を進むと、
お花畑がアオモリトドマツの樹林帯にまで続きます。
樹林帯は短かく、間もなく
抜けると森林限界となります。
周囲の景色も見える様になりますが、
山道は火山礫になり、
傾斜も次第に強くなります。
暫くすると「鏡沼」に着きます。
大岳山頂まではもう直ぐです。
周囲の景色を見ながらゆっくり登ると、
そこが「八甲田大岳」の
山頂になります。
八甲田大岳の山頂は、360度
のパノラマ大展望所です。
※ 山頂からは、岩手山、
早池峰山、鳥海山、北海道などが
見れますので存分に楽しんで下さい。
八甲田大岳からの下山道は、急斜面が続きます。
ゆっくり慎重に歩きましょう。
急斜面の道を降りると
「大岳フュッテ」に出ます。
※ トイレも完備しています。
※ 大岳フュッテを出ますと酸ヶ湯温泉までトイレ無し。
大岳フュッテを酸ヶ湯温泉方面に
下りますが、山道は比較的速やかに歩けます。
下界の景色をゆっくりと、楽しみながら歩きましょう。
大岳フュッテから約40~50分で
「上毛無岱」の木道になります。
木道の両サイドに高山植物が
繁茂しております。
「上毛無岱」には展望所が有ります。
※ トイレは有りません。
展望所で休憩しながら、
高山植物は勿論のこと、
振り返って見る八甲田大岳や
北八甲田連邦、南八甲田連邦、
岩木山などなど、素晴らしい
景色が目を休ませられないぐらい続くのです。
更に下山しますと「上毛無岱」「下毛無岱」と続きます。
「下毛無岱」に下りる途中に、
木道階段があります。
木道階段からの景色が素晴らしく、
カメラやビデォを撮りたくなる
ロケーションですので、
転落しない様に注意して下さい。
※ トイレは有りません。
下毛無岱を出て暫くしますと、クマササやブナ
樹林に入って行きます。
下毛無岱から30~40分位で、
城ヶ倉温泉方面への分岐点の道標が有ります。
城ヶ倉温泉方面の分岐点から約45分位すると、
ゴールの城ヶ倉温泉・ホテル城ヶ倉になります。
山道は狭いうえ急斜面もありますので、
充分注意して下さい。
下り坂での怪我は大怪我にも成り兼ねませんので
特に注意して歩きましょう。
城ヶ倉温泉・ホテル城ヶ倉到着です。
(城ヶ倉温泉ホテル
☎017-738-0658)
大変お疲れ様でした。
ホテル城ヶ倉は、外観がロッジ風で、
八甲田の樹海に溶け込んだ静かな佇まいです。
八甲田山に初めて登山したお客様が、
八甲田山もホテル城ヶ倉も大好評で、
リピーターが多いようです。
城ヶ倉温泉付近には、素晴らしい景色が
見られる城ヶ倉大橋や、
城ヶ倉渓谷を眺めることが出来ます。
城ヶ倉温泉からは車で10分位掛ります。
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